「自然農法」発会式と郷組

今日は、「自然農法農民」の実質的な「発会式」である。国や県から、希望の星である「郷組」に対して1800坪を貸与するから農地用に改良して、自立できる農民を育成してくれないかとの相談があり承諾した次第である。これからは、76人の3坪市民農民から、300坪の大型農民?までの人たちと共同行動をすることになった。しかも、難しいといわれる「自然農法」である。挑戦者たちは、さまざまな人たちであった。海に関する職業の人は、「風評被害」の為か客足はゼロに等しいので、農業に先を見つけたい!レストランを経営してるので、産直の安全・安心な野菜類を提供したい!東京の中堅会社を定年退職して伊東に永住したが、副職としての職業が無いので農業を覚えたい!しかも挑戦者たちは増えている。かくして希望の星の老体たちは「二重の鎖」に縛られた。

夜は、伊東港の近くで海の香りする飲み屋さんで「発会式」のお祝いと、日々の慰労会となった。

きっかけは、郷組メンバーの二人が、K茶工場で臨時バイトをした。その収入が予想以上に多かったので

飲み代の半分を負担するという。定年退職した身分なのだから「てめえの生活を大事にしろ」と言いたいところだが、ありがたく ありがたく受けた。やはり「変竹林」の集団だと思った。

9名が集い、宴は驚きであった。天下・国家論、そして宗教問題、自然農法の未来、当然、原発と「郷組」のありかた等、えんえんと続いた。私の友人たちも、酒の席上「のたまわる」人は沢山いる。しかし、行動する人は少ない。ここの集団は、黙々と「土」に向かい、「土」に語りかけ報酬は求めない。もしかしたら「正竹林」の集団ではないかと思った。